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のとびと
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刀禰 政信さん

和風レストラン 風傍

風をテーマに詩を作り、料理を創る


半島の先端の宿で料理を長年作っていたが、50歳を機に独立。新天地で新たな事業の展開を試みている。風とともに、海を見つめ、詩を作る創作人でもある。
和風レストラン 風傍
927-0037 鳳珠郡穴水町字根木イの1番地1
TEL・FAX 0768-52-3838

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

◆詩人
刀禰さんは中学生の頃から詩を作り続けています。20代には、地元新聞に定期的に作品を発表し、30代には作品集も出されています。自費出版ですから、知る人は少ないかも知れませんが、この作品集を拝見すると、風とともに生きたいと願ってきた刀禰さんの軌跡が分かるような気がします。今でも、詩を書かれていますが、徐々に短くなっています。最後は俳句に取り組まれたいとのことです。
◆風になる
50歳にして一念発起して、新たな事業に着手することにしました。世の多くの人に比べれば、遅いのかもしれませんが、家業を支えていたので仕方がありません。自分が生まれ育ったところとは違うところで商売を始めるという決断、人生経験を積んでからの転換は、自らが風になることを意識されているのかもしれません。「土の人」から「風の人」になる、そのような境遇に入っていくことが、新たな境地を開くことにつながるのではないでしょうか。
◆挫折
相当な投資をして、土地を確保し、自宅と店舗を新たに建設されました。誤算だったのは、水を自分で確保しなければいけなくなったこと。そのために、多くの経費がかかり、当初の計画にあった風力発電の設備は作れていません。基礎はできているので、そのうち自分で作りたいと言われています。もっと大変だったのは、開店のために一緒に頑張ってくれていたスタッフが辞めていったこと。いろいろ事情はあったようですが、精神的にしんどかった時期です。そのようなことを経て、本当にお客様にお越しいただけることの有り難さが身にしみ、自然に「ありがとうございます」と言えるようになったそうです。無理のない接客に、お客様の評価も良くなり、徐々にお客様も増えています。
◆魚と野菜
料理に使う素材は近所の渚水産さんから仕入れています。渚水産は能登一円から素材を集めて、車で能登の小さな集落を回り行商をされているユニークな会社です。そこから魚を提供してもらっていますが、一つの箱にいろんな魚種をごちゃまぜにして届けてもらうこともあります。それらを活かして刺身定食などを作りますので、3人様の刺身がばらばらということも有ります。「それぞれ別のものをご用意させていただきました!」と一言添えてお出ししています。野菜は近所の方々からいただくものが沢山あり、近所の皆さんとの関係も徐々にできてきているようです。
◆空間づくり
「店は本物で使って作りたかった」という刀禰さんは、大学では建築を学んでいます。かつて住んでいた自宅は自分で設計し、風車も自分で設置されたそうです。今の店には、本物の木と石を多用しています。柱や内装に使っている木は能登のアテやスギです。本物の素材は時間がたてば味が出てきますし、温かみがあります。
◆風傍
「風が一番、人間は二番」と言われる刀禰さん。人間よりも自然が先に存在し、そのことを大切にしたい。風の傍らに、自然とともに人間は生きているのではないか。風と友達になりたくて、詩を書き始めた。そんな少年時代の心を大切に過ごされているようで、一番の楽しみは釣りです。海に向かい、釣り糸を垂れ、風を全身で感じて過ごす。風傍の大きな窓から海を眺めていると、そのような境地に少しでも近づけるようだ。
関連リンク
渚水産 代表 北川さんの紹介記事
http://www.notostyle.jp/index.php?id=561&listid=27
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