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桐本泰一さん

輪島キリモト

現代的なデザインで漆を発想
1962年輪島市生まれ。85年筑波大学芸術専門学群生産デザインコース卒業、コクヨ(株)意匠設計部を経て、87年家業の桐本木工所入社。同年代の職人たちともネットワークを組み、今の暮らしの中で使うことが出来る漆の器、インテリア小物、家具、建築内素材など、幅広い創作活動を行なっています。また、個展・企画にて漆関係のトークショー、セミナーを開催。大学、高校などでは、モノを創作する立場からの街育て講義なども行っています。
桐本木工所・輪島工房
〒928-0011石川県輪島市杉平町坪32
Tel 0768-22-0842
Fax 0768-22-5842
Mail houkiji@big.or.jp
Web http://www.kirimoto.net
 
輪島キリモト・日本橋三越店
〒103-8001東京都中央区日本橋室町1-4-1三越日本橋本店5階J.スピリッツ
Tel 03-3274-8533(ダイヤル・イン)
Fax 03-3274-8763
Mail shop@kirimoto.net
 
桐本木工所・うるしの事務室/東京工房
〒135-0005東京都江東区高橋9-8-101
Tel&Fax 03-3631-0281 Tel 070-5634-7565(営業携帯)
Mail urushinoma@kirimoto.net

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

◆木地屋の3代目
工房2階仕上げ場
工房2階仕上げ場
 桐本木工所は、すでに江戸末期から明治時代にかけて輪島漆器の製造販売をしていました。一時中断していた時期がありましたが、昭和の初め頃に祖父が漆器のベースを作る木地屋を創業。当時は木地の仕事が忙しい時期で、何人もの木地職人を育てました。2代目の父は、高校卒業後に家業を継ぎ、特殊木地をはじめ、家具も手がける設備を整えました。
 3代目の桐本泰一さんは、「幼い頃、桐本家の食卓はいつも仕事の話題だった」と言います。祖父と父の話を聞いていて、木地屋は基礎となる形を作る大事な工程なのに、産地の中では軽々しく見られがちだと、幼な心に疑問を感じていました。
 現在、桐本さんは木地業を生業としながら、木製品、漆の器、小物、家具、建築内装素材など、現代の暮らしに密着した幅広い製品を展開しています。2000年には同世代の若手作家9人で「ギャラリーわいち」を開業。新しい漆の可能性を探求し続けています。
◆デザインの本質を追求する
四方片口
四方片口
 桐本さんは進学した筑波大学で工業デザインを学びました。そこでは色や形、システムを考えるのではなく、現代の暮らしの中で便利になることや、住みやすくなることが“デザイン”だと学びました。
 さまざまな生活シーンの中に漆があればどんな風になるのだろう。食事や、家でくつろいでいる時、デスクでの仕事、漆器がなくては暮らせないわけでもないし、安いものでもない。でも、お酒やお味噌汁との相性もいいし、口あたりもいい。手に持つことで安らぎを与えることもある。そのよさが伝えられていないことがわかったのは、輪島に帰って来てからでした。
◆自ら販路を開拓
重ね箱の使い方
重ね箱の使い方
 今は漆器屋さんからの木地を作る注文が減っており、販路を広げるために自ら営業に行き、2004年に、東京の三越で「輪島キリモト」を開店しました。器やインテリア小物を中心に揃え、若いお客様にも受け入れられています。
 2009年5月には、「うるしの事務室」を東京に設置しました。こちらでは、拭漆のフローリング、机やイスの漆の家具、漆の器などに触れていただくことができます。いろんな用途に使ってもらうために、実際に口をつけて使ってもらったり、料理を盛った使用例の写真を撮りため、いつでも人に見せて説明できるような資料を作っています。
◆海外企業との取り組み
ヒルトン東京・漆カウンター
ヒルトン東京・漆カウンター
 2007年にルイ・ヴィトンと輪島塗がコラボレーションした小物ケースが発売され、注目を集めました。しかし、注目されたことよりも、職人たちみんなでアイディアを出し合い、工夫して納品したという実績に一番大きな意味がありました。
 2008年には、ヒルトン東京のチョコレートショップの巨大な漆のカウンターを納品しました。デザイナーからの要望に対して新しい漆の表現を提案し、工房の主任職人を中心に確実に納期にあわせられる手法を検討しながら総動員して創作しました。
 昔は道具を工夫して作るのが当たり前でしたが、高度経済成長期に工夫して作ることを疎かにしてしまったところがありました。そのような時にも、自ら道具を作るスタンスは変えず、材料に投資したことや、人を雇用し続けたことで桐本木工所は今でも続いているのでは、と桐本さんは言います。
◆デザインの発想力
アテハコシリーズ
アテハコシリーズ
 商品の価値を高めるようなデザインを発想するには、「常に考えること」という桐本さん。輪島のこと、素材のこと、自分の生活のことを常に考え、どんなに忙しくても楽しみを見つけることもデザインにとっては重要なのだそうです。
 そして、人との出会いも大切なデザインの要素。メールマガジンを配信し続けることで、読者から返信が来たり、「そういえば、輪島にこんな人がいる」といろんな人に紹介してもらうこともあります。こうした人との出会いが仕事にもつながっています。
 輪島塗や漆器を扱いたいという都市のクリエイターからの依頼は、難しい要望や提案がほとんどです。デザート用の箸「デザート箸」はそうした方々との会話の積み重ねの中から生まれました。互いに話し合う中で自分たちのスタンスを伝え、同時に相手の要望や提案ときちんと向き合うことで、自然とデザインが生まれます。
 今では、桐本さんを訪ねて輪島まで来てくれるお客様も増えました。「お客様の声をくみ上げた商品をさらに充実させたい」。桐本さんの創作活動は、今後も大きな広がりを見せてくれそうです。
輪島キリモトの商品についてはこちら
能登スタイルストア 輪島キリモト「田の椀」 輪島キリモトのmakijiシリーズの田の椀です。 
能登スタイルストア 桐本木工所 その他、輪島キリモトの商品はこちらへ。
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