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のとびと
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深見 大さん・弥穂さん

民宿深三

よそ者の視点で輪島の素材を活かす
 父親がUターンして始めた民宿を継ぐために脱サラし、大阪から輪島へ。平成12年に4部屋の宿にリニューアルし、本格的に民宿業を始めた。家に伝わる輪島塗などの器を使い、朝市で仕入れた野菜や魚を活かした料理を提供しています。
民宿深三
928-0001 石川県輪島市河井町4-4
TEL 0768-22-9933 FAX 0768-22-9934

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

◆横浜生まれの関西育ち
民宿前面の板塀
民宿前面の板塀
 輪島出身の父親が東京の大学を卒業して東京の会社に就職しましたが、母親が横浜の人だったので、横浜に住み、横浜で生まれた深見 大さん。その後、父親の転勤で、関西に移り、小学校は大阪、中学校は奈良と、関西育ちです。
 両親は平成4年に、輪島にきて民宿を始めることになったが、深見さん夫妻は大阪で結婚して子どももいたので、輪島に来るつもりはまったくありませんでした。
◆親の後を継ぐ
輪島塗の器に盛られた刺身
輪島塗の器に盛られた刺身
 民宿を始めてから、父親がガンになり、母親が精神的に不安定な状態だったので、どうしようか考えていた時、弥穂さんが「民宿を手伝ってもいいんじゃない!」と言ってくれたので、「やってみるか」という軽い気持ちで輪島に来ることに決めた。輪島に来て1年で父親が他界し、同じ年に母親もガンになり、間もなく他界してしまった。それで、二人だけで民宿経営をすることになりましたが、父親の同級生や隣近所の人が世話をしてくださいました。
◆朝市が勉強の場
輪島塗の器に映える料理
輪島塗の器に映える料理
 大阪にいる時は、繊維商社に勤めており、「食べ物に興味はなく、料理についてはまったく知らなかった」という大さんですが、料理に関しては、父親の同級生が料理人だったので、一から教えていただきました。さらに、朝市に行けば、食材に関しても、料理に関しても、朝市のおばさんたちが教えてくれます。地域の皆さんに助けられながらの10年でした。
◆平成12年に新築
古い道具を活かした看板
古い道具を活かした看板
 江戸時代は呉服店をしており、その時からの屋号が「深三」です。それで、蔵の中にはいろいろな器があり、それらを料理に活かしています。輪島塗からやきものまで、ほとんど蔵にあったものを使っています。
 民宿の建物は平成12年に新築し、地元の建築家・高木信治さんに依頼して、輪島らしいシンプルな空間を作っていただきました。以前建っていた蔵の材木を使えるだけ使ってもらい、欄間や呉服屋時代の生地、昔の和紙なども活用されています。和紙は深見さん夫妻が柿渋で染めて、ランプシェードや看板のカバーにし、天井にも貼りました。父親が拾ってきて蔵に貯めていた「珪化木」は、玄関の床に埋め込んであります。
◆観光客気分で感じたことを素直に
朝食にも輪島塗が並ぶ
朝食にも輪島塗が並ぶ
 大さんは「できるだけ、朝市で食材を仕入れたい」、「都会からやってきた者からすると、四季を感じられる場所が朝市だと思う」と言われます。弥穂さんは野菜や花を買いに行き、大さんは魚や干物を買いに行きます。普段は交代で、時には一緒に出掛けることもあるとか。輪島に来て10年以上たっていますが、まだ観光客気分のところがあり、いつも新鮮な目で見られているのかもしれません。
 休日は、自転車を車に積んで能登各地に出かけ、サイクリングも楽しんでいます。半島の先端の珠洲の街をめぐったり、能登島を回ったり、能登暮らしを満喫しています。そんな体験に基づいた話も民宿に泊まっての楽しみの一つのようです。
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