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のとだより
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学生プロジェクト

能登島グリーンファームプロジェクト


 5.元気な子供たちと芋ほりー能登はやさしや土までも?ー

待ちに待った運動会でも修学旅行でもなく、「芋掘り大会」である。通常、サツマイモは10月の初旬には収穫ができるが、われわれの畑の苗は5月末に植えたこともあり、10月18日(日)に収穫することが当初より予定されていた。この収穫を色々な人とも分かち合いとの思いから、「あすなろ学園」のこどもさん達を招待し、一緒に芋掘りをすることとした。
この日に先立ち、1週間前に、試し掘りを実施した。万が一、イモがゼロ、ということになれば、こどもさん達に申し開きができないからである。残念ながら、その時のイモは小さかった。成長不良だった。落胆したが、仕方がない。当日、やや雨模様であったが、芋掘り敢行である。
 
「あすなろ学園」の子供たちと芋ほり。
「あすなろ学園」の子供たちと芋ほり。
18日の朝、「あすなろ学園」の生徒さん達を穴水に迎えに行き、小学生から高校生までの8名の生徒さんに会った。皆、朝から元気一杯だった。高校生はやや静かな感じだったが、一緒にイモホリをするうち、皆随分と打ち解けた。自然には、人を素直にし、人と人を結びつける不思議な力が宿っているのかもしれない。女の子が、女子学生の服を引っ張り、離れなくなってしまうほど、仲良くなる光景も見られた。小さい女の子達を世話しているうちに、親しくなってしまったようだ。
 
皆で午前中、3時間にわたって、イモを掘った。小さくて、どうしようもないイモ、また大きいけれど虫に食われたイモ、販売できそうなきれいなイモ、種々様々だ。最終的には、大中小、虫食い有り無しを問わず、約6キロのイモの収穫があった。虫に食べられるのは、言うまでもなく虫がいる証拠であり、土壌を消毒していないからである。憎っくき虫達だが、やさしい能登の大地に巣くう虫である。
 
こんな可愛い小さい芋もとれました。
こんな可愛い小さい芋もとれました。
  収穫です。
収穫です。

われわれの畑の収穫量は期待したほどではなかった。苗の購入、草刈機の燃料、鎌や軍手の購入、交通費、また何十時間とつぎ込んだ労力など、さまざまの経費を引くと、まさに大赤字であり、つくづく農業の難しさと収入面の問題を心から実感したのだった。果たして、農業で儲けることはできるのだろうか?
われわれもまた、「戸別補償」を期待したいほどである。
 
「あすなろ学園」の生徒さんには、好きなイモを選んで持っていってもらった。もちろん、大きく、虫食いのないイモを皆探したことは言うまでもない。味に関し、感想はお聞きしてはいないが、たぶんまずまずではなかったかと想像している。というのは、われわれもまた、その後すぐ、苦労の成果、イモを食べる機会に恵まれたからである。
 
子供たちの靴が泥で汚れたので、道海さんのホースで、洗ってあげました。
子供たちの靴が泥で汚れたので、道海さんのホースで、洗ってあげました。
  皆で記念写真。できれば来年もやりたいと思っています!
皆で記念写真。できれば来年もやりたいと思っています!

10月23日~25日、金沢星稜大学学園祭、われわれは、模擬店を2店舗出店した。品目は、「豚汁」「カレーうどん」「能登島産無農薬有機さつまいも」である。
通常、カレーにはじゃがいもを用いるのが常識だが、われわれはサツマイモを使用した。それも、売り物にならない、細いイモを輪切りにして、カレーの具材として使用した。当初、溶けて、不味いのではとの意見もあったが、何しろ、旨い、不味いの問題ではなく、とにかくイモを使うことが大命題であり、敢行した。
出来上がりは、まずまず。サツマイモでも全く問題ないことが分り、ある学生にとってはかなりのイモを切り続けた2日間となった。ジャガイモ購入費も節約でき、しかも「豚汁」、「カレーうどん」の売り上げも7万円近くとなり、まずまずの成果であった。
また、約500グラムのイモを当初は200円、3日目には100円で販売し、大量とまではいかないが、"地道に"売り上げに貢献することとなった。
 
さて、これで、今年度のわれわれの「能登島グリーンファームプロジェクト」は一旦終止符を打つこととなった。赤字であった。苦労も多かった。農機具も道具もない中、素人が徒手空拳で立ち挑んだ計画であった。能登島の土は、やさしくもあったが、われわれのイモを食い、しかも強力な雑草を繁茂させる手ごわい相手であった。
 
色々な方々の世話にもなった。JA能登わかばの寺西部長、大野さん、七尾市役所の谷内氏、スギヨの川上氏、また、われわれの畑の前で桃を育てておられる道海さん。道海さんには、JA能登わかばの方々を紹介していただき、また、水撒きホースを快く使わせていただいた。われわれの畑には水利施設はあるが、ホースまた器具は購入せねばならなかったが、かなりわれわれには高額である。また、ホースの取り外し方が分らない時、連絡を差し上げたら迷惑な表情をすることなく、日曜日にわざわざ教えに来ていただいた。井関農機の能登営業所所長・大友氏、大きなトラクターで耕していただき、感謝しても感謝しきれない思いである。また、夜遅くまで騒いだ学生を咎めることもなかった民宿・千寿荘のおかみさんにも随分お世話になった。
皆様、色々ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
来年も耕します!
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