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学生プロジェクト

能登島グリーンファームプロジェクト


 4.グリーンファーム能登島勉強会

われわれの活動は、元来が農業問題の研究が糸口となったものである。自給率の低下、食の安全性と偽装問題、耕作放棄の問題、農村の高齢化と人口減少。日本には岐阜県一県に相当する耕作放棄地があると聞く。また、水田の中、100万haは休耕田である。
現実に耕作に取り掛かる中、七尾市、また能登島の農業の現実は一体どのような状況なのか、われわれ学生としても、より理解を深める必要があるのではないかと考えた。数年前から、いわゆる異業種の農業参入が可能となり、能登島には地元でもよく知られた大きな企業、株式会社スギヨがすでに約17haの耕作を行い、自社製品に活用している。全国的にも、稀に見る成功例のひとつである。また、七尾市の放棄畑の現実について、七尾市産業部農林課・谷内氏から説明をうけた。能登島の旧の役場を会場に約3時間の説明を受けた。
「JA能登わかば」にお願いし、七尾地区の農業についてお話を伺った。(正面左より、営農部長・寺西氏、直売所店長・大野氏)減反の問題、水田から畑への目的変更の難しさ、直売所の存在意義などについて、説明していただいた。
「JA能登わかば」にお願いし、七尾地区の農業についてお話を伺った。(正面左より、営農部長・寺西氏、直売所店長・大野氏)減反の問題、水田から畑への目的変更の難しさ、直売所の存在意義などについて、説明していただいた。
能登島の耕作を単に素人の農作業に終わらせないため、勉強会をひらくこととした。自給率の低下、農村の高齢化、また今後さらに進むと予想される能登地区の過疎化、そのような中にあって耕作放棄地対策も決して簡単ではない。JA能登わかばさんとスギヨさんから現場の第一線で農業経営に携わっている方々から講義をうけることとした。
スギヨさんは、現在約17haの耕作を実施しているが、今後数ヘクタールにわたって耕作地を広げる予定とのことである。ただし、決して安易に取り組める事業ではないことは、担当川上さんの話からも十分理解できた。
作物はある時期に一斉に収穫する。同じ種類の作物が一時に大量に収穫されると、それに見合う製品の生産を行わなければ、野菜の余剰に直面することとなる。それは経営的には問題である。当然、自社製品に使用する以外にも野菜の活用を考えねばならないし、また保存用の施設も必要となる。それだけのリスクを背負っての事業である。
 
スギヨさんの取り組みは、耕作とそこからの収穫が、自社製品に利益があるとの判断もあるには違いないが、そこには七尾市、地元への郷土愛が強く作用しているものと思う。それは「地産池消」にも大いに貢献するものであり、また地元の耕作放棄地を蘇らせる事業でもあり、スギヨ社の利益を超えた、社会貢献としての事業でもあり、今後の成功を心から祈った。
 
学生の一人から、「製品に、野菜には能登島産の野菜を利用しています。能登島の耕作放棄地解消に参加しています」と記入すれば、もっと注目されるのではないですかとの意見が出されたが、企業による社会貢献は、企業イメージの形成の観点からしても、今後ますます重要性を持つものではないかと思う。おそらく全員が、今後スギヨ社の製品をマーケットなどで目にしたら、親しみを感じて、手に取ったりするのではないだろうか。
スギヨさんの説明が終わった後、ごぼうなど加賀野菜を使用した練り製品が配られた。このような製品に能登島の畑からの収穫が活用されていることを全員理解したのである。百聞は"一食"にしかず、である。
 
七尾市農林課・谷内氏、株式会社スギヨ・川上氏より、能登島の七尾市、能登島の耕作放棄問題、またスギヨさんによる農業参入について、興味深く聞かせていただいた。
七尾市農林課・谷内氏、株式会社スギヨ・川上氏より、能登島の七尾市、能登島の耕作放棄問題、またスギヨさんによる農業参入について、興味深く聞かせていただいた。
  能登島のスギヨさんの畑。現場で、営農に関し、具体的なお話をしていただいた。美しいといってよいほど整然と耕さかれた畑が非常に印象的であった。
能登島のスギヨさんの畑。現場で、営農に関し、具体的なお話をしていただいた。美しいといってよいほど整然と耕さかれた畑が非常に印象的であった。
10月17日、収穫に先立って、「JA能登わかば」が運営する直売所を訪問した。営農部長の寺西氏、また店長の大野氏から、七尾の農業に関し、お話いただいた。また、直売所における価格設定が、生産者により決定されており、いわゆる流通過程における中間マージンがないことで、生産者には有利な販売方法であるとのことであった。
和歌山にある日本最大に直売所に関する話など興味深く聞かせていただいたが、営農という面において、再び農業の難しさを感じたのは、休耕田(水田)畑として使用する場合の困難さについて説明を受けた時である。すなわち、水田が余剰であるからと言って、簡単に畑に変えることができるわけではなく、水抜き作業が必要となる。
「野菜は、皆さん、水を好むと思っていらっしゃるかもしれませんが、実は、野菜は水が嫌いなんです。」との寺西さんの言葉は休耕田が何故休耕田のまま放置されざるを得ないのか、その理由を直裁に説明されておられて、われわれ農業に縁のない生活を送っている学生としては、農業経営の複雑さの一旦を十分理解させてくれるものであった。

JA能登わかばとは、5月の苗植え以来のお付き合いであるが、今回、またそのお付き合いが深まる見通しとなった。従来、星稜女子短期大学の学園祭で、JA能登わかばからの野菜の委託販売を行っているが、来年度は本学の学園祭「流星祭」でも、小坂ゼミナールが、JA能登わかばさんの野菜の販売を担当する方向で、現在話し合いを行っている。このような形で今後七尾地区の農業との関わりが少しづつ増して行くのではないかと思う。
 
宿泊は、民宿「千寿荘」にお願いした。おかみさんがとっても親切。ご自慢の温泉にも入って、皆満足。夕食風景。
宿泊は、民宿「千寿荘」にお願いした。おかみさんがとっても親切。ご自慢の温泉にも入って、皆満足。夕食風景。
  2日目のお昼は、千寿荘さんが経営する食堂「みず」で頂いた。美味しく、県内でもトップクラスの学生向き料金に感激。
2日目のお昼は、千寿荘さんが経営する食堂「みず」で頂いた。美味しく、県内でもトップクラスの学生向き料金に感激。
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