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能登紀行文


4.能登の「知」(Knowledge)

 金沢星稜大学4年の福島良一です。私は能登の "知"(Knowledge)に着目して取材を行いました。廻ったのは前田利家の両親が奉られている「長齢寺」、太古の遺跡「須曽蝦夷穴古墳」、日本でも有数の大きさと歴史を誇る「総持寺」の3箇所です。
■スポットその1 長齢寺
長齢寺(ちょうれいじ)
 最近は大河ドラマや歴女など歴史上の武将が取り上げられていますが、私は敢えてその武将達を育て養育してきた親に興味があり、スポットライトを当てることにしました。
 和倉温泉から車で10分の位置にある「長齢寺」。地図から見てもかなり近いのですが、道が少し本道から外れており、かなり入り組んでいるので、初めての人は少し時間がかかってしまうかもしれません。
 
 長齢寺は前田利家公が天正3年(1575年)に父(休岳公)、 母(長齢夫人)を奉るために建てたそうです。周りの環境は「厳粛なる静寂」に包まれています。竹林や木々に囲まれているせいか、町の中に近いにも関わらず、全くの別世界にいるような錯覚を覚えます。
 墓前はまた一味違った「優しい静寂さ」に包まれています。そこに立っていると身も心も癒されるような気がしました。前田利家公のご両親はどういう気持ちで息子を育て戦場に見送っていたのか。墓前で考えてみました。私には推し量ることはできないが、きっと根本はどこの親とも変わらない優しさがあるのだろうと思いました。
 帰り際に、ふと前田利家が両親に頭が上がらなかったりするところを想像したのですが、そう考えると歴史的な武将も私とそう変わらないかも、と途端に親近感が湧き上がりました。
 
 別館には宝物の拝観(有料)や座禅体験、精進料理体験など興味あるものがたくさんあり、是非オススメしたいスポットです!私もまた別の機会に両親と訪れて親子の絆について想い巡らせてみたいと思っています。
■スポットその2 須曽蝦夷穴古墳
●須曽蝦夷穴古墳(すそえぞあなこふん)
 次に私が選んだのは「須曽蝦夷穴古墳」です。この古墳は七尾市能登島須曽町に所在し、和倉温泉駅から車で10分の位置にあります。斉明6年(660年)に建築された須曽蝦夷穴古墳は、日本では珍しい高句麗式の古墳です。古(いにしえ)に朝鮮半島に渡来した人の墓ではないかと思うと感慨深いものがあります。
 
 形は鍵穴型ではなく正四角形で、「雄穴」、「雌穴」という小さな入口が2つあります。これらの入り口は海に面しており、望郷の願いもあったのではと感慨無量の感が込み上げてきました。穴の中は大人ひとりがやっと入れる程度で、中はすぐ行き止まりです。
 精密な復元を行ったお陰か、この中には何か秘密の部屋があるのではとロマンを感じられずにはいられませんでした。まさに気分はインディージョーンズ!
 また、古墳から海が一望でき、辺りに生い茂る色づいた木々がとても綺麗でした!この古墳に埋葬された人は不明だそうですが、こんなすばらしい場所で眠っていると考えると少し羨ましいなとも思います。
 
■スポットその3 総持寺
●総持寺(そうじじ)
 最後に私が訪れたのは日本のお寺の中でも長い歴史と大きさを持つ「総持寺」です。総持寺は輪島市門前町にあり、起源は今から約600年前、元享元年(1321年)に瑩山禅師が開いたお寺で、その風格は威風堂々とし、大きさと厳格な雰囲気に圧倒されました。
 内部は法堂、仏殿と様々な施設があり、私が訪れた時は修行僧が集まって座禅をしていたり、訪れた人たちに施設の案内をしていたりと忙しそうでした。
 能登半島大地震後の修復作業が行われ、入れない施設もありました。完全に修復するのになんと10年以上掛るそうです。案内をしてくれた修行僧の方に話を聞いたのですが、入口を入って最初に見ることができる「山門」は、この総持寺ができた頃からあり、古い建物なのですが、能登半島大地震が直撃してもなお揺るがなかったそうです。
 
 修行僧の方に生活スタイルを訪ねると、これがまたハード!「起床」5時、それから仏殿などの「掃除」、「朝の御経上げ」、その後の「朝食」も無言で早々に終わらせてしまうそうです。冬は裸足で街中を歩くそうです。寒い!寒すぎる!「就寝」は9時だとか・・・。まあ、起きる時間を考えると妥当かもしれませんが、私にはまず無理ですね!
 修行僧さん曰く「慣れるとそれほど辛くない」とか。すご過ぎる・・・。
 ハードな生活スタイルに唖然、茫然、愕然としました!
 
 今回は特別に滅多に入ることができない「法堂」の中を案内してもらいました。内部は畳と木の匂いが印象的で、広い畳の奥に神々しい大きな仏壇がありました。遠目でしか見ることが出来ませんでしたが精密な作りで、門や、法堂といい、昔の職人の技術力の高さと歴史の重さにただただ驚くばかりです。
 最後にこの写真は案内していただいた修行僧の方と撮影した写真です。詳しいお話や案内、本当にありがとうございました!

 能登を題材として自己の "知"を高める様、皆さんの参考になれば幸いです!
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