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八郎兵衛さんの、よもやま話


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とんぼ立て立て
あけび
 もう何年ほど前になるのか……、裏庭にアケビの木を植えたんや。

 子どものころは、アケビは山にたくさん生えておって、おやつがわりに、よく食べたもんやった。それが、昔ほど山へ行かんせいもあるのかもしらんが、いつのまにか見かけんようになってしもうた。なんかアケビが懐かしゅう思い出されて、ひとつ、裏庭にでも植えてやれと思うて苗を買ってきて植えたんや。今まで、あんまり花も咲かなんだのに、今年はたくさんの花をつけた。花がみんな実になるもんでもないが、嬉しいもんや。
 女房が「子どもの頃に、こんな遊びをしたぞきゃ」と言って、花のメシベを取って手の平に乗せ、手首をとんとんと叩きながら「とんぼ、立て、立て」と歌い始めた。すると、やんわりとメシベが立ち上がった。そうや、そうや、この遊び、わしらも子どもの頃に、やった覚えがある。そんなことをおもいだしながら、女房のすることを眺めておった。
とんぼ   とんぼ
あけびの実
 あれから四月ほどたち、あんなに花が咲いていたのにアケビの実は十個ほどしかついとらん。「とんぼ、立て、立て」の遊びにメシベを使ったせいではないんじゃろうが、ずいぶんと少ないもんや。この実が色づいて食べごろになるには、あと二月ほどはかかるやろう。早く、大きくならんもんじゃろうか。時おり、アケビの実の大きさを見に行っては楽しみにしとるんや。
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