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順毛 弘英さん(七尾市)

鹿渡島定置

七尾の若き漁師をまとめる船頭さん

七尾市の端にある鹿渡島定置の若き船頭さん。金沢の鉄工所に勤務していましたが、釣り好きが高じて、鹿渡島定置に遊びにいくうちに親方からスカウトされ、漁師の道へ。現在では獲った魚を使って商品開発などにも積極的に取り組んでいます。
鹿渡島定置/魚工房旬
〒926-0001 石川県七尾市鵜浦町9-38-2
TEL/FAX:0767-58-1350
http://www.nanaonet.jp/~kadoshimateichi/

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

■漁師さんの多忙な日々
七尾市の端、目の前に能登島を一望できる崎山半島。ここを拠点として活動しているのが鹿渡島定置の漁師さんたちです。
漁師の朝は早く、まだ午前3時前から漁の準備が始まります。ここでの漁は定置網漁と呼ばれる、あらかじめ海に設置しておいた網にかかった魚群を引き上げる方法。定置網漁は、魚を能動的に追いかけて獲る漁法のように魚の獲り過ぎになりにくいため、海の生態系を守りながら漁獲できる環境に優しい方法なのだそうです。
月明かりだけの暗い静かな海を進んだ大小の船が、回り込むようにして網を囲い、漁師さんが総出で網を巻き取っていきます。空が明るくなって、魚を獲り終わると次は魚の仕分けです。魚を知り尽くしているだけあって、その作業の手早いこと!魚は氷や海水などで処理され、出荷されていきます。朝獲れの新鮮な魚のお刺身で朝食を囲んだあとは、網の補修・・・と漁師さんの仕事は大忙しなのです。
■釣り好きから漁師へ
鹿渡島定置の若き船頭さんである順毛(じゅんけ)さんは、羽咋市に生まれ、中能登町で育ちました。「大人しい子供やった」と語っていましたが、高校では弓道に打ち込み、国体で入賞したほどの腕前。それまで何事も長続きしたことがなかったけれど、弓道にはのめりこんでいたそうです。

高校を出たあとは、金沢の鉄工所や工場などに勤務。そのときに、知り合いから「鯛が釣れるつりざお」を譲り受けて使ってみたところ、釣れたのはアジばかり。しまいには糸が切れてしまい、悔しい思いをしたことから釣りに熱中。釣り好きが高じて、当時友人が在籍していた鹿渡島定置に遊びに通っていたところ、親方から漁師にならないかとスカウトを受けました。
漁師になるにあたって、「漁師は沖の方に出て2〜3ヶ月は帰って来ない、安定していない職業」というイメージも強く、反対する声もあったといいます。それでも手伝いに行くうちに、漁の面白さに気づき、漁師になることを決意したそうです。
■船頭になるまでの苦労
漁師になってからは毎日仕事のあと残って勉強の日々。その甲斐もあって半年後には船の操縦を任され、副船頭にまでなりました。そしてある日、人事表を見ると、船頭になっていました。実際に船頭としてやっていくのは責任も重く大変で、親方にもよく怒られる日々。船頭という立場になると考え方が変えなければならず、プレッシャーと色々なストレスで、船頭を辞めたいと親方に言いにいったこともあったそうです。
そんな苦難がありながらも、親方に色んな所に連れて行ってもらって話をしたり、経験を積んでいって、今ではリーダーとして若い漁師さん達をとりまとめています。
当時を振り返って「親方あっての自分。だからある日親方が沖に出て来なかった事が、自分が一人前と認められてうれしかった。」と語ってくださいました。穏やかな語り口の順毛さんですが、漁に出る前に神棚に手を合わせ海に出るとキリッとした顔つきに変わったのが印象的でした。
■漁だけでなく、商品開発も
ただ、魚を獲るだけではないところが鹿渡島定置の漁師さんのすごいところ。「神経締め」と呼ばれる、魚の鮮度を保つ特殊技術も持っているのです。
普通、魚は死んでから鮮度が急激に落ちますが、神経締めによって魚の神経を壊すことで死後硬直を遅らせることができるすごい技。料亭に卸す魚などにもこの技法を用いるそうですが、その料亭に来たお客さんの口に入るときに一番おいしい状態を計算して行っているそうです。
また、鹿渡島定置の魚をより多くの人に食べてもらうためにと立ち上げた「魚工房旬」で、獲れた魚を使った干物などの加工品を販売しています。
「今の時代の漁師は、魚を取るだけではだめ。もっとお客さんのことを考えて魚を提供していきたい。」と頼もしいお言葉。
また、能登の魚、石川県の魚のイメージをつけたいということで、商品開発にも積極的。今までは値がつかずに捨てられていたような魚に注目。揚げ物に加工して、イベント会場などで販売して食べてもらう試みも行っています。
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