能登スタイル

パソコン版スマートフォン版

<広告>


のとびと
<広告>

青地 春江さん(輪島市)

輪島・海士町にすむ海女さん

定年ナシ!体力勝負の女性の職業
海女さんのまち、輪島の海士町に住む海女さんのひとり。幼少期から海に親しみ、16歳のころに初めて海女漁に出てから、今も現役で毎日海にもぐっている。体力自慢の元気で素敵な海女さん。
輪島漁協
〒928-0075 石川県輪島市鳳至町下町166
TEL:0768-22-1485
FAX:0768-22-9480
http://www.jf-net.ne.jp/ikwajimagyokyo/

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

■海女さんという仕事
青地さんは、輪島の海士町(あままち)にたくさん住む海女さんのひとり。
毎朝8人もの海女さんと船頭さんの9人で沖まで出て、そこから素潜りで漁をしています。漁はお盆とお祭りの日以外、海が荒れない限りは毎日海に出るといいます。
二人一組になって、桶につかまり、交互に海中にもぐります。もぐってからの獲物探しは、長年の経験による海女のカン。このあたりに獲物がいるなということがおおよそわかるのだそうです。もぐっている間に獲物を見つけたら、海上のもう一人にジェスチャーで教えて獲るという見事な連携プレー。
1回に潜る時間は16〜17秒。1分間ももぐる事ができる海女さんもいるそうで、長い時間もぐることができて、深いところまでいける海女さんは、「大海女(おおあま)」と呼ばれます。
青地さんは、毎日4時間もの間、海の上にいて漁を行っています。昼食をとる時間もないほど忙しいため、海の上で甘い缶コーヒーを飲んで糖分を補給しているそうです。
海女さんの1年は、春はワカメ、夏はアワビやサザエ、冬はなまこ、休みは10月のみと年中大忙し。働きものの能登の女性ならではの職業かもしれませんね。
■自然とこの道に
もともと、海女の家系で、母親も海女さんだったことから、自然と海女になろうと思ったという青地さん。子供のころから海が身近なものだったので、泳ぎかたは誰かに習ったわけではなく、自然と身についたもの。
最初は、友達と海の浅いところで小さいサザエなどを見よう見まねで獲っていたそうです。貝が獲れるとうれしくて、漁の仕事をしている両親に見せるのが楽しみだったとか。

青地さんが本格的に海女さんの仕事をはじめたのは、中学を卒業してからのこと。
はじめは、両親の舟に乗せてもらって沖まで出て、海女さんである母親
に教わりながら一緒に漁をしていたそうです。
海の深いところにもぐっていくと、気圧で耳がキーンとなるので、耳から空気を抜く「耳抜き」という技術も必要だそうです。

■海女の島・舳倉島
輪島の海士町に住む海女さんは400人ほどだと言われています。
毎年アワビ漁が解禁になる夏の間は、輪島から50kmほど北にある舳倉島(へぐらじま)へ、およそ100人ほどの海女さんや漁師さんが一斉に移住し、島を拠点として漁を行います。
舳倉島は外周4kmほどの小さな島。海のすぐそばに小さな舟小屋が立ち並び、移動手段は基本的に三輪車で、車は救急車両のみという、まるで時がとまってしまったような島です。民宿もあり、ゆっくりとした雰囲気に癒されます。
舳倉島での漁は、海女さんと漁師さんの夫婦一組が基本。旦那さんが船を操縦し、島から沖に出て、奥さんの海女さんがもぐってアワビやサザエをとります。海女さんが漁をしている間、旦那さんは船の上で海女さんを見守り、夫婦のチームワークが試されます。
輪島から舳倉島までは、今でこそ高速フェリーを使って1時間半の道のりですが、昔は4時間半もかけて移動していたそうです。船が速くなったため、舳倉島へ渡らずに、輪島から沖へ漁に出かける青地さんのような海女さんも増えたのだそうです。
■毎日もぐるから気づく、海の変化
昔は裸に足ヒレだけをつけてもぐっていた海女スタイルですが、今はウエットスーツが普及して、海女さんは1年中海にもぐることができるようになりました。
漁の期間が長くなったのはよかったものの、そのせいかだんだんと獲物が少なくなってしまったようです。今は、資源の保護のため小さい貝などは獲らないルールを守っています。アワビやサザエは、かじめという海藻や、わかめなどを餌にしているのですが、かじめも年々減っているそうです。
また、昔は海の中が透明で、海に光明がさしていたといいます。海の底の方にいくと、ひんやり冷たい感覚があったけど、今は底水があたたかいそうです。素潜りだからこそ、温暖化による海の変化に敏感に気づくのでしょう。
■定年のない職業
海女さんは、高齢化がすすんでいるといいますが、若い海女さんもいます。結婚を機によそから来て海女になる人もいるそうです。
海女さんが女性ばかりなのは、女性の方が脂肪が多く、忍耐力もあるため、身体的にも精神的にも水の冷たさに耐えられるからとのことですが、最近では、男の海女さんも10人ほどいるそうです。

海女さんは
元気であれば定年がない職業しかも、95歳で現役の人もいるというから驚き!歳をとると体がだんだんと沈まなくなるため、おもりを腰につけて海女さんは頑張っています。

「1ヶ月で3日しか海に入らんかったこともあるし、10回もぐって6回も何もとれんときもある。それでも海女をやめたいと思ったことはない。それほど、海に入っているのがいきがいやし、この仕事が好きなのかもしれんね。自分の体を大事にして、これからもやっていきたい。」と笑顔で語ってくれました。
<広告>

PR

能登の産品を販売中!能登スタイルストア

活きサザエを産地直送

広告募集