能登スタイル

パソコン版スマートフォン版



ある日の珠洲

2014.07.20

※内容、時間、料金など掲載情報は取材時のものです。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

7月のある日
〈珠洲市 正院地区 八丁平野 力強く伸びる稲と風力発電〉
〈珠洲市 正院地区 八丁平野 力強く伸びる稲と風力発電〉

■2014年7月20日 土用(どよう)

土用(どよう):太陰太陽暦では立春、立夏、立秋、立冬の前18日間を指した。最近では夏の土用だけを指すことが多い。
※出典:国立天文台HP

AM 7:00

♪タンタン~♪♪♪~♪♪♪~♪♪
今日は輪島市三井で、いつもと違うメロディーで目覚めます。
輪島市でも朝7時に音楽流れるんですね。
おはようございます。

私がなぜ輪島市三井にいるかというと、
昨日は能登半島に移住してきた移住1年生の会が開催されたからです。
昨晩は会場の三井の里(茅葺庵)にみんなで宿泊しました。
なんと、参加者は総勢18名!!
平均年齢はたぶん20代後半。
うち、移住者ではない参加者は3名。
予定が合わずに参加できなかった移住者もいたようです。
今年だけで、こんなに移住者がいるのか・・と驚きました。

AM8:00

昨晩の残り物で朝食。
朝からワイワイと話が盛り上がります。
昨晩は3時頃まで起きていた参加者も多いのにみんな元気です。

後片付け。お掃除。
大勢でやると一瞬で終わりました。

AM10:00

輪島市出発!
車で珠洲市飯田町に向かいます。

この日は飯田町で「燈籠山祭り」が開催されます。
燈籠山祭りは、半年間の穢れや災いを祓うためのお祭りです。
そのお祭りに参加するために急いで珠洲市に戻ります。

▼飯田町燈籠山祭り
http://kankounavi.city.suzu.lg.jp/www/event/detail.jsp?id=279

AM11:00

いよいよ燈籠山祭りの山が動き出します。
まちなかは、なんだかソワソワした雰囲気がしています。
私は飯田町の隣町 上戸町にある友達の家で少しお昼寝して夜に向けて休憩!

PM1:00

今日のお昼ご飯は、“ヨバレ”で食べます。
※ヨバレは、お祭りが開催されている地区のお家で開催されています。
 この場には、日ごろからお世話になっている人や友人を呼びます。
 テーブルには茶碗蒸しや煮物、刺身などの御馳走やお酒が並びます。

私がお昼にヨバレでおじゃましたのは、飯田町で書店を営んでいるお家でした。
出されたごちそうが豪華!
赤飯にタケノコご飯。
お刺身に茶碗蒸し。
煮物に酢の物。
大皿には、揚げ物やサラダ、デザートなど。

宴会の最中にも、外からは笛と太鼓の音が聞こえます。
この日初めてヨバレの席で会う人とお酒を酌み交わしながら話が盛り上がります。

おなかいっぱい。
ごちそうさまでした。

PM3:00

燈籠山が動き出しています。
男達が中心になって掛け声をかけながら綱を引きます。
女達が中心になって掛け声を聞きながら笛を吹いて音頭をとります。
燈籠山の上では一人が太鼓をたたいて音頭をとります。
 

PM5:00

この日は、特別に燈籠山の上に乗せてもらいました!
良い眺め。

少しずつ日が暮れて、燈籠山に灯りがともります。
ほんとに綺麗だなぁ。
 
 

PM9:00

今日の夕飯も“よばれ”で食べます。
私が夜にヨバレでおじゃましたのは、飯田町で呉服屋を営んでいるお家でした。
出されたごちそうがこれまた豪華!

ひとりひとり、御膳で食事が並べられています。
お刺身に茶碗蒸し。
煮物にお蕎麦。
焼き物に揚げ物などなど。
そして日本酒。

この日ヨバレの席で初めてあった隣の席の方に、
同じヨバレの席にいる人について教えてもらいます。
「あの人が〇〇の会頭だよ。あの人は〇〇酒造の人。あの人は・・・・・」
ヨバレの席は地域の様々な情報が交換される場所になっています。

お酒を酌み交わしながら、地域のこと、住んでいる人のこと、さまざまなことについて話が盛り上がります。

PM11:00

帰宅。
家に戻っても耳に祭りの掛け声や太鼓・笛の音が残っていて、
頭のなかで祭囃子が鳴っています。
さあ。そろそろ寝ようかな。

こうして一日は終わっていきます。

■珠洲市のお祭り

珠洲市ではとくに夏~秋にかけて、各地でさまざまなお祭りが開催されます。
地区毎の産業や営みが色濃く出たその地区ならではの個性あるお祭りばかりです。
珠洲市で生まれ育った人にとって、お祭りは特別な意味のある行事です。
あるおじいちゃん曰く「なにをもっても地域が一丸となれる」という不思議な力を持っています。お祭りを開催することで、地域に住む人達の絆を強め、一体感がつくりだされます。
珠洲市のお祭りには、自分の地区のお祭りが好きで珠洲市に残った若者がいたり、珠洲市外に“旅に出た※”若者達も祭りに合わせて地区に戻ってくるほどの力があります。
※珠洲市では珠洲市外に出ていくことを“旅に出る”と言います。
 そんな力を持った珠洲市のお祭りのなかで、私が今回の「燈籠山祭り」以外で個人的に見に行きたいな~と思っているお祭りを紹介します。

<8月>
● 宝立七夕キリコまつり(8月7日 毎年同日)
・8月のお盆にご先祖様の霊を祀るお祭りです。14mもの高さがある6基の“キリコ※”を屈強な珠洲の男達が人力で担ぎます。1基に約100人の男達がついて担いでいる様は迫力満点。お祭りの後半になるとキリコは海の沖合にある松明を目指して担ぎ入り、松明の周りを巡ってあばれます。

※キリコ・・・キリコとは切子燈籠(きりことうろう)の略称です。お神輿のお供であり、夜道の灯りとしての役割があります。地区毎にキリコの豪華さや高さを競ったため、漆塗りや金箔、彫刻が施される等の豪華絢爛のキリコや高さ16mを超えるキリコまで地区毎に特色のあるキリコが見られるようになりました。

<9月>
● 寺家の秋祭り(9月13日 毎年9月第2土曜日)
・須須神社の秋祭りとして開催されるお祭りです。このお祭りでは、日本一大きなキリコが出ます。一番大きなもので高さが16.5m、屋根の大きさが約12畳もあります。その迫力は息を飲むほどです。寺家のキリコは、珠洲市のどのキリコよりも大きくて迫力があります。

● 蛸島の秋祭り 早船狂言(9月10日、11日 毎年同日)
・高倉彦神社の秋祭りとして開催されるお祭りです。この祭りの目玉はなんといっても豪華絢爛なキリコです。総漆塗りに豪華な彫り物が施されたキリコは、珠洲市のなかでもひときわ美しいキリコとして有名です。
・お祭りの最後に披露される”早船狂言”は、珠洲市内で最大の漁師町である蛸島らしいものです。内容は、絶世の美男子の船頭が揚屋の芸者に入れ込んだために、水夫の催促にも応じずに一向に船を出さない。ついには、トモトリ(舵取り)と掛け合いになるという場面を演じたものです。
<広告>

PR

能登の産品を販売中!能登スタイルストア

能登の新米

広告募集