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上島 洋山さん

上島 洋山(うえしま ようざん)

能州紬絲藝苑(のうしゅうつむぎ・しげいえん)主宰

夕陽に染まる能登の海を織り込む能州紬
能登門前に来て40年。能登へ移り住んで拓いた能州紬は、気の遠くなるような作業に真心を込めて織り上げられる。能登の自然を賛美する織物は、海草染め(うみくさぞめ)と手繍織り(てすくいおり)という二つの独創的な技術に支えられ、全国的に高い評価を得ている。
絲藝苑 (しげいえん)
〒927-2351 石川県輪島市門前町千代32-16 
TEL 0768-43-1524
開館 9:00~17:00 日曜・祝日定休
URL http://nosyu.jimdo.com/
E-mail nosyu@sirius.ocn.ne.jp

ツーリズムプログラム
●機織り体験
絲藝苑の工房で機織り体験が可能です。(要予約)
料金 2時間5,500円
※工房のスタッフとして働くことを希望される人は、ご相談下さい。

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

■草木染めの専門家
もともと、草木染めの専門家。
草木染めはおもしろいもので、茶色しか出ないところに、いろんな色を媒染していくと、宝石のような色になったりする。それを重ねていくと、最終的には黒になったりする。
名前の上島洋山は、海も山も、と言う意味。
■能登で仕事がしたい
人間、相反することを望む。能登出身者の誘いで、たまたま能登を訪れる機会があった。そのときに、途中、真っ赤な夕陽に出会った。
それまでどこの土地でも見たことのない素晴らしい夕陽だった。「能登で仕事がしたい」と思うようになった。
能登の一番良いところは、自然。今でも、夕陽は「素晴らしい」と感心するくらい美しい。能登の夕陽の色は千変万化。
■貴重な国産糸づくりに取り組む
生涯現役のつもりで、常に新しいことにチャレンジしている。
新しい「司ブランド」は、洋山先生が育てた女性のお弟子さんが立ち上げたオリジナルブランド。今後は、糸を国産糸にしようとしている。
国産糸は危機的状況にある。ほとんどが外糸のため、国産糸を作ることから始めようと、動き出している。桑畑や繭箱など、全部を自分のところで一貫して作りたい。休耕田などを桑畑にしていこうと、町や県に国産糸を作るようにお願いしている。
国産糸はすばらしい。国産糸を使っているところは少ないため、国産糸を絶対に使っていきたい。そして、能登で純産糸を作りたい。
■地域ブランドに認定
地域ブランドに認定された。地域ブランドになったメリットは、能登を代表するブランドとして広く認められたこと。
日本を代表する他のブラントと、肩を並べることが出来た。今後も、ブランドの名に恥じない作品づくりを進めていきたい。
■海草による染め
はじめは、海草を活かした染め物という発想は無かった。きっかけはお風呂と寒がり。海が好きで、夕日を見に行ったときに、海草がいっぱい浜に打ち上げられていた。きれいな緑色で、口に入れると旨かった。持って帰ってお風呂に入れると、体がぽかぽかして、毛布が要らないくらい温かかった。お風呂のお湯が茶色くなり、手ぬぐいについた黄色っぽい色が落ちなかったことがきっかけになった。
なぜ色が落ちないのか、大学の繊維科に聞きに行ったところ、海草が出しているエキスが、陸上の植物の粒子よりも数倍細かいことから、繊維の中に入り染まるらしい。
■直接お客様と出会うこと
女性で着物を買える方は年輩者が多い。今から買おうとしている方は、「自分だけの着物」を求めているため、お客様に合わせて作ることがある。年に何回か、外国のお客様が来られて、帯などを直接買って行かれる。
これからは、もっとお客様と直接出会いたい。東京や大阪に出ていくのではなく、あえて能登に来ていただいて、見学して買っていただけるようにすることが理想。
■工房の現状
工房で織っている方は10名ほどで、ほとんどが50代。
工房以外にも、ここで勉強した後、自宅で織っている人もいる。多いときで60名。今現在は30名弱の方が、自宅で機織りをやっている。
若い人でも、物作りをしたいと考えている人はたくさんいると聞く。この絲藝苑 (しげいえん)が、そのような人たちを創出できる場になればいい。
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