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高市 範幸さん

高市 範幸(たかち のりゆき)

夢一輪館 亭主

地域資源を活用、きのこの山づくりからバイオマスへ
旧・柳田村で役場職員として特産品づくりに携わり、ブルーベリーのまちを生み出した仕掛け人として活躍。その後、役場を退職し自ら能登の味を発信するそば店を構える。地域の食文化を掘り起こした古くて新しいオリジナル食品くんせいとうふなどを開発するかたわら、山の実りを体験できる「きのこの山」づくりにもまい進している。
夢一輪館(ゆめいちりんかん)
〒928-0334 石川県鳳珠郡能登町当目28-1 
TEL 0768-76-1552 FAX 0768-76-0300
営業時間 11:00~17:00 月曜定休
URL http://www.notostyle.jp/index.php?id=1293

ツーリズムプログラム
●きのこの森できのこ狩り

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

■柳田地区の食材ポテンシャル
今でも継続開催されている食の祭典「フードピア金沢」が昭和60年に始まった頃、僕らは能登で独自に第1回の食談道場をした。旅館の親父や国民宿舎の大将など13人の仲間が集まり、柳田で採れる秋の味覚食材をみんなで探した。
能登の中でも海が無く、観光地も無い過疎地というハンディだらけの中、「それでも、ここにはこんな凄いものがある」というエネルギーを集約しようと、そば談議、とうふ談議、ブルーベリー談議など、いろんなテーマを設けて、会場も合鹿椀の寺の福正寺や、北河内の光明寺、かじ旅館やセミナーハウスで実施した。十勝など全国各地のいろんな自治体ワインを取り寄せて、みんなで飲み比べしたのも、食談道場だった。
■地域食材の危機
食談道場はものすごい反響と高い評価を得たが、怖さが残った。今回はヤツメウナギがたまたま採れたけど、町野川の濁流化が進み河口が狭くなり、だんだん遡上してこなくなっていた。能登和牛もどんどん衰退していたり、はさ干しのコシヒカリも、開催時には入手できたが来年は出来るか分からない。食談は見事に成功したが、酒だって柳田には造り酒屋が無く、すべて隣町から買っていた。
そこで、「酒を造らんまいか」となってブルーベリーワインが生まれたといった成果もあったものの、伝統食材の維持には無理があった。
■バイオマスに取り組む
最近盛んに喋ってるのは、バイオマス。今、ようやく里山が注目されているが、「里山と向き合った中で出てくる有機資源を活用し、エコ燃料を開発しよう」という話から、画期的な話が出た。「萱を使おう!」
木質でペレット燃料を作るにも、木質を伐り出してきて破砕し、ペレット状にするまでには大きな労力が掛かります。しかも、1回伐った木は何十年経たないと次が成長しない。ところが、萱は刈っても、刈っても毎年出てきます。
今、石油事情が悪化して、特定道路財源をめぐる議論も起こっているが、実際に末端の農家や漁業家、産業経済を見れば、採算が取れず相当重大な節目に来ています。荒地の邪魔モンを有効に活用できれば非常に良い。分別さえできれば産廃ももっと有効に活用できます。例えば、先の地震で崩壊した家の残渣でも、瓦や壁土、金属の類が入らないよう、きれいに分別さえできれば全部ペレット化できたもの。
■放棄地の有効資源
メタンガスも本来は有効な燃料。茨城県では畜産農家が牛糞等を発酵させてメタンガス化しています。家庭のお風呂も、流しも、床暖房も、牛舎もメタン専用のボイラーで自家供給。そういう循環システムはもう起こっていて、岩手県の葛巻町でもとっくの昔に20年以上前から導入されています。
そうした新エネルギー資源も、どう活用していただけ、金が回るかどうか。つまり事業として成立するかしないか。国民宿舎や温浴施設が燃料をそれに変えるとか、ビニールハウス栽培の農家さんの熱源も変えてしまうことを、行政的な支援も入れながら一気に進められれば、確実にコンスタントに利用され、本当に地域循環型の産業になります。
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