能登スタイル

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魅惑の銭湯探訪

湊湯


銭湯と言えば富士山!そんな銭湯が港町・宇出津のど真ん中にあります。
昔ながらの佇まいと暖簾が古き良き日本への入り口のように見えました。第一話は、宇出津の湊湯に立ち寄りました。
〒927-0432 石川県鳳珠郡能登町宇出津新32-1
14:00~22:30
大人370円
8のつく日

※内容、時間、料金など掲載情報は取材時のものです。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

■懐かしい佇まいの外観
湊湯のレトロな佇まいや暖簾には、懐かしさと、温かさが感じられます。
湊湯のある宇出津は、能登でも有数の港町であり、港町の情緒があちこちに今なお感じられますが、銭湯もその一つ。宇出津には昔ながらの銭湯が3カ所残っており、ここ湊湯は町の真ん中にあります。
■暖簾をくぐると・・・
わくわくする気持ちを抑えて、暖簾をくぐります。
右が男湯、左が女湯。
正面には、九谷焼のタイルが貼られています。描かれているのは富士山に松、宝船。
そして、お風呂の入り口に入る前に、とっても気になる便所の扉。空けてみると、タイル貼りに和便。便座がちょっと斜めに向いているところがまたおもしろい。
寄り道はさておいて、いそいそと銭湯の中へ。
■銭湯気分を盛り上げる脱衣室
最初に番台。まずはお代を...と思っても、番台には誰もいません。脱衣所でお客のおばちゃんとお話ししていた方が、お店の人。370円をお支払いし、ひと風呂浴びる事に。
銭湯のおばちゃんが、ここはもともと銭湯をしていた場所を、おばちゃんのおばあちゃんにあたる人が72、3年前に購入し、昭和23年に建替えたんだと教えてくれました。現在の建物は、その当時からのもの。

決して広くない脱衣室や浴場ですが、そこには心躍る小物、インテリア、光景がたくさんありました。脱衣室には、昔ながらのロッカー、赤ん坊のおしめを替えるスペース、髪の毛を乾かすドライアー、マッサージチェアー等。ベンチに敷いてあるものは、ここのおばあちゃんが編んだものだそうです。
この脱衣室は、風呂から上がった地元の人たちの、交流・憩い・休憩の場でありますが、これからお風呂につかろうとする私には、銭湯気分を盛り上げてくれるそんな空間でもありました。
■銭湯と言えばやっぱり富士山!
いよいよ浴場へ。注目すべきは壁に描かれている富士山です。河口湖辺りでしょうか。湖にはヨットが浮かんでいて、松も描かれています。能登の雰囲気とのギャップを感じつつも、やはり銭湯の浴室にある絵と言えば富士山。
風呂の中では、地元のおばちゃんとの会話が弾みます。私の顔を見ると、『どこから来たの?』と。よそ者はすぐにばれてしまうのですが、むしろ興味を持って気さくに話しかけてくれるのです。

浴室の両サイドに洗い場があります。シャワーはひねると出ますが、カランの方はお湯と水と別々のボタン。洗面器に、お湯と水と両方入れるのですが、この案配がなかなか難しい。それに、洗面器の中の右側が熱くて、左側が冷たいという事もしばしば。なんだか懐かしいなぁと思いつつ、その案配を毎回楽しませて頂きました。
おばちゃんに『お先に』といって、風呂から出ました。体だけではなく、心もぽかぽかになった気分です。
■燃料は昔ながらの薪
お風呂からあがった後、お店のおばちゃんが特別に窯場に連れて行ってくれました。
ここでは、昔ながらに薪+おがくずを燃やしてお湯を温めています。大きな大きな竃でした。

まだ雪が降る頃に行ったのですが、お風呂上がりに雪道をざくざく歩くのもまた、気持ちのよいものでした。
脱衣室の天井にファン。風呂上がりにはこの風が気持ちいいのです。
脱衣室の天井にファン。風呂上がりにはこの風が気持ちいいのです。
  神様棚には千客万来の文字が。
神様棚には千客万来の文字が。
  赤ん坊のおしめを取り替えるスペース。下はロッカーになっています。
赤ん坊のおしめを取り替えるスペース。下はロッカーになっています。
風呂上がりにリラックスタイム。
風呂上がりにリラックスタイム。
  銭湯の入り口にあるトイレ。木製の戸が素敵。
銭湯の入り口にあるトイレ。木製の戸が素敵。
  トイレの斜め具合が珍しい。そしてタイルも素敵です。
トイレの斜め具合が珍しい。そしてタイルも素敵です。
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