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川端 彗信さん

川端 彗信(かわばた)

押し花アーチスト

押し花アートで世界的に評価される
1983年より能登編物学院長をつとめるかたわら、押花アーチストとして活動。1994年、全国押花コンクール《緑花彩》に「炎舞」で入選以降、国内外の押花コンクール等で受賞多数。スイス、イギリス、オーストラリア等での展覧会にも出展。能登一円で押花サロンも開いています。

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

能登編物学院 
〒926-0806 石川県七尾市一本杉町74番地
TEL 0767-52-2523
■押し花への扉を開いたきっかけ
押し花を始めたきっかけは、編み物関連の出版を行う日本ヴォーグ社と、押し花の技術を持った先生が共同で組織を立ち上げ、私がその一期生になったことです。元々、花が好きで、咲いてるものを使ったり、布花のアートフラワーも作っていました。編み物の学校を経営していますので、夏場の選択肢として教えられるようにと行ったのですが、やり始めたらどんどん面白くなり、むしろ自分の表現は、押し花が一番出せるなぁと感じるようになりました。
つぼみから、咲いて、枯れていくまでがお花の姿。その姿の中から自分の思いとマッチさせて表現していきたいと思っています。
■国内や世界の美術展で受賞
押し花は、美術の世界ではまだまだ異質な存在。北國アマ美展のときは、まず出品の段階で何度も何度も通ってようやく認めていただきました。その時に思いがけず大賞をいただき、自分としては作品を出品できるだけで本当にうれしかったのですが、古い伝統のある石川県で大変に衝撃的な出来事だったことを、後になって実感しました。
その後、ある方から、「押し花はアートのジャンルとしては新しく、日本ではなかなか受け入れられないだろう。一度海外に出て名前を上げたほうが」と声を掛けていただき、アートネットスイス国際平和美術展の大賞や、オーストラリア・ゴールドコースト市第1回国際芸術文化祭典の最優秀賞「ミセス・メイヤーレス名誉芸術家大賞」などを頂戴しました。
■作品を売ることをどう考えるか
以前は、作品を売ることにすごく抵抗がありました。なぜかと言うと、お花の色が永久に続く訳ではない。もちろん、色がきれいに鮮やかに上がる技術の研究を科学的にされています。でも、商品価値としては7~8年もたないとダメだと言われたことがあったため、売っちゃいけないんだな、と思って全部抱えていたんです。
そんな中、母が亡くなる前に、「押し花をこれからもやっていきたいのなら、売らないのはオカシイよ」と言ってくれました。
ただ、押し花の世界では高く売れても、美術としては「名前がまだ流通してないから」と、愕然とするような値段がつけられます。それでも私は狭い「押し花」の世界ではなく、「美術」として認めていただく世界に入っていきたいですね。
■両陛下のご宿泊時に作品を展示
天皇皇后両陛下が能登ロイヤルホテルにお泊りになったとき、作品を応接室に飾っていただきました。とても高価な絵をかけてあったのを外して私の押し花を飾る訳ですから、最初は「えーっ?大丈夫ですか」と心配しましたが、支配人さんが、「リゾートホテルなので豪華なお部屋じゃないけれど、精一杯のおもてなしとして、地元の植物と地元の方が作ったもので飾りたいんです」と仰って、置いていただくことになりました。
お二人が、「これ押し花なんですよね。僕たちも疎開したときにこういう風景あったね」って懐かしそうにしてらっしゃいましたよと、後で聞いて本当に安堵し感激しました。
■将来の目標
日本の押し花人口は非常に多い。先生だけで3万人、その下にそれぞれ生徒さんがいっぱいいるので恐ろしい人数です。
現状としては、「これからは現代美術として押し花も出てくると思う。がんばってください」と言われる一方、どこかで押し花なんてと笑われる部分もある。
そんな中、私は美術館に展示される作品を目指していきたいと思っています。市民ギャラリーではなくて、いつか芸術家の方が飾る場所でやりたい、生徒たちにもそう話しています。
 
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