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亀井 斉さん

亀井 斉(かめい)

亀井ちょうちん

ちょうちん専業3代目
土台から全てを作る提灯職人は、県内でもわずか。伝統を受け継いだ3代目のご主人は、能登を代表する有名旅館「加賀屋」などの提灯も作っている。
亀井ちょうちん
〒929-1635 石川県鹿島郡中能登町高畠ヰ19-2
TEL・FAX 0767-77-1900

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

■貴重な職人
今ではちょうちん屋は、県内で5、6件。うちみたいに元から作るところは、2、3件くらいになりました。後は金沢に一軒と、大きい祭りがある小松などで発達していることが多いです。
お客様は、能登と氷見の方が多いです。注文を受ける提灯は、ほとんどが祭り用。地域によっては、玄関の軒先にかけるところもあります。
ちょうちんの形も、地域によって変わっていて、同じ能登の中でも羽咋や高松の方は丸い提灯で、奥能登では縦に長いたまご形のものになっています。
■素材の調達も職人のこだわり
うちの提灯は、土台から全部作ります。ただし、作るために必要な道具がなかなか手に入らなくなりました。例えば、提灯用の竹ひごがありません。
同じ竹ひごでも、提灯用は皮付きのものでないと、いくら紙が貼ってあっても節のところで折れてしまいます。竹に皮が付いていることで弾力性が増し、折れなくなります。
竹ひごは、以前は佐渡から取り寄せていました。佐渡の竹は、節と節の間が長くて、節そのものも平らなためデコボコが少なく、より仕上がりがきれいになります。
しかし、後継者がいなくなったことで、せっかくの技術も伝わらずに無くなってしまいました。
■提灯の上下にはめ込む曲げもの
曲げもの師を輪島で見つけました。ですが、輪島塗のために使うものなので、提灯とは少し違います。
普通、提灯には、つなぎ目に桜の皮を編んであるのですが、輪島塗はきれいな面になっています。木も輪島塗だとアテを使いますが、提灯ではヒノキを使っていました。
■紙は楮紙を使う
ちょうちんに貼る和紙は、富山の五箇山と八尾から仕入れています。特に五箇山の紙は強いし、字も滲まない。美術修復用の紙などを作っているところで作られる紙なので、値段も倍以上違います。
良くない紙は、墨を付けた瞬間にパッと滲んでしまいます。紙の繊維がきめ細かくないと使えません。
そして、提灯作りで一番難しいところは、紙を貼る作業と仕上げの字。字は紙を貼ってから入れます。そうしないと、貼ったときに必ずズレが出来てしまいます。
■地元の小学生たちに提灯づくり体験
地元の小学校の提灯作り体験を受け入れています。何人かのグループで作る大きめの提灯は、型に竹ひごをくるくる回す作業も体験してもらいます。
一人一つ作る小ぶりな提灯は、既製品のものに思い思いの絵を描いてもらいました。
今では大ベテランのご主人が、最初に提灯を作り出したのは、小学校5年生の頃。父親の手伝いから始まって、中学になると一通り作れるようになっていたそうです。ですから、小学生の提灯作りは決して早くはありません。
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