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下口 十吾さん

下口 十吾(しもぐち じゅうご)

総合衣料シモグチ 販売担当

地元・門前に根を下ろしながら、若い世代に人気のブランド服をネットでも販売
地元・門前にUターンして来た下口さんは3児のパパ。若者の少なさに戸惑いながらも、「このままじゃダメだ。なんかしないと!」という思いから、楽天市場のネットショップに参入。地震で大きな被害を受けながらも、前向きに取り組んでいる下口さんの紹介です。
総合衣料シモグチ
〒927-2156 石川県輪島市門前町門前1990 
TEL 0768-42-0048
URL  http://simo-shop.com/

※記事内容は取材時のものです。掲載情報変更の場合があります。
ご利用・お出かけの際は、お問い合わせ先などでご確認ください。

■田舎の次男
門前総持寺通りにある「衣料品店 シモグチ」。
ここの若き三代目が下口十吾さん(31歳)。
初対面でもニコニコと優しい笑顔で迎えてくれました。
跡取りと言うことは、当然長男だろうと思い込んでいましたが、意外にも、次男さん。

地元・金沢の大学を卒業後、「門前に帰ってくる気はさらさらない」と、京都にあるホテルに就職。
都会でサラリーマン生活を満喫!というのも束の間。
ホテル業は、仕事時間も不規則、休みも不規則。あってないようなものだったそうです。
あまりの仕事のハードさに、「倒れるかと思いました」と、今では笑いながら当時を振り返る下口さん。
周りの人が辞めていく中、なんとか頑張って仕事を続けるものの、人が辞めれば辞めるほど、自分の仕事がさらに辛くなっていったとか。
そして、下口さんもその仕事を辞め、門前に帰ってくる決心をしたのです。
■大切なのはコミュニケーション
「下口さんのお仕事の内容って?」と問うと、
「おばあちゃん達と話すことかな」
入院していたり、施設にいるおばあちゃん達から電話があると、訪問しにいくそうです。
「下着ほしいげんけど、持って来てくれるかいね?」と、常連のおばあちゃんから連絡があると、「おばあちゃんMサイズやったね。太ってない?」と言っては、おばあちゃんが気に入りそうなものを数点持っていっては選んでもらうのだとか。
モノを売るのではなく、コミュニケーションする、それが下口さんの門前での仕事ぶりの一つ。
■ブランド服と楽天ショップ
Uターンした下口さん、若い人の少なさに拍子抜け。これからの期待よりも不安の方がずっと大きかったそうです。
なんとかしないといけない。
「あれもしようか、これもしようかと、頭の中にはいくつかアイデアがあるんです。その中には、悪巧みもありますが・・・」とニヤリ。

「シモグチ」を訪れると、店内の一角に若者向けのブランド服が並んでいます。
これらの服を、楽天市場に出店しようと考えたのは能登半島地震が起こる数ヶ月前。
「このままじゃダメだ」「なんとかしないと」という思いが原動力。
新しいことを始めるのに、実店舗の実権を握る両親は特に反対はしなかったそうです。
準備を整え、ネットショップSIMO-SHOPをオープンしたのも束の間。平成18年3月25日、能登半島地震が門前を直撃します。
門前総持寺通りにある下口さんのお店の「シモグチ」も、お店の入り口が前方に倒れて、全壊となったのです。   
ネットショップどころではありません。
地震後の混乱の中、家の片付けに店の片付け、これからのこと、様々な“やるべきこと”が山積みとなります。
それでも、前向きに、約1ヶ月後にはプレハブで仮設店舗を設置し、商売を再開したそうです。
その冬には店舗を建てることが決まり、翌5月にリニューアルオープンとなりました。

店舗を建てることが決まった冬くらいからようやく落ち着いて来たと、下口さん。
楽天ショップの方にも少し力が入って来たようです。
現在では、3日に1回くらいの頻度で商品を追加したり、入れ替えたり。
写真撮影等も自ら勉強し、行っているとか。
従業員の方は、「いつもパソコンの前にいますよ。(笑)」と言っていました。
■キャサリンハーネル
楽天市場に出店している「SIMO-SHOP」で主に扱っているブランドは、雑誌でも毎月のように紹介され、デザイン性の高さで人気の「キャサリンハーネル」。ずっと以前から門前の実店舗「シモグチ」でも販売していたんだそうです。
ファンも多く、門前だけではなく、最近は口コミで穴水や輪島からもお客様が買いにやって来ます。   

そして、興味深いことが一つ。
同じブランドでもネットショップの購入年齢層は30~40代。ところが、実店舗で購入する地元の方々は40~50代だとか。
ということは、地元の人の方が服装が若い!?
■地域に根ざしながら広い視野を持つ、新しい能登での可能性
最近第三子が誕生した下口さん。
それでも、若い人が少ないことが寂しい様子でもあります。最近、地元の集まりとかいろいろと顔を出すようになり、少しずつ意見も言えるようになって来たそうです。

「多店舗は考えていないです。うちが発展し、この総持寺通りが発展してほしい。」
しっかりと、この総持寺通りに根を下ろし、地元のことも大切にしながら、新しい手法でネット販売も行っている下口さん。
今後に目が離せません。
そして、これから能登にUターンやIターンを考える若い人達に是非知ってもらいたい、そんな気持ちになりました。
総合衣料シモグチの従業員のみなさんとお客さん
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